【 しつけの開始時期とタイミング 】 |
しつけは子供の頃からしっかり行うのが一番効果的。成犬になってからでは、一度付いた悪い癖がなかなか抜けないし、犬自身も訓練のストレスから体調を壊すケースがあります。しつけの中でもトイレのしつけだけは仔犬が我が家にやってきたその日からスタート。始めは、用意していた犬用のトイレに飼い主が抱き入れてやるようにします。それ以外の日常的なしつけは、仔犬を飼い始めてから1週間くらいたって環境に慣れてきた頃スタートとなります。
『オスワリ』『待て』など号令を早く出して従わせる練習は、空腹時にしつけると覚えが早くなります。慣れた場所で毎日少しずつ行うのがコツ。やりすぎは禁物で、1日20分かけるより1回5分〜10分の訓練を1日2回行うほうが効果が上がります。 |
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【 食事は様子を見ながら少しずつ】 |
食事はそれまで食べていたものと同じものを与えますが、最初の1日は半分くらいの量で良いでしょう。2〜3日で徐々に増やしていきます。但しこの時期、仔犬は環境の変化からストレスが溜まっています。特に小型犬はストレスが素で血統症という病気にかかりやすくなっていますから食事は少し多めに与えてあげてください。トイレは、仔犬がトイレを探してソワソワし始めたらすぐに入れてやるように、寝床の近くに用意してあげます。最初のうちは粗相しても良いようにゲージの中や、犬舎の中にトイレシートを置いておくと良いでしょう。夜は仔犬だけで寝かせると、クンクン夜鳴きをするかもしれません。でもここで甘やかすと癖になります。夜鳴きは1日〜2日でおさまるので、淋しそうな声を出してもグッと堪えて放っておくことです。 |
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【 首輪とリードに慣らしておく 】 |
犬をしつけるときは、絶対に必要なのは首輪にリード(引き紐)。最初は首輪もリードも嫌がりますが、しばらくすれば慣れてしまいます。
子犬は成長が早いので首輪はギュッと締めない事。指が2本入る程度に余裕を持たせまめに調整してください。犬種にあわせてあまり重くないものを選びましょう。また、首輪とリードの取り外しが簡単なスナップの付いたリードがお勧めです。
仔犬は首輪とリードを慣らすには庭または室内でリードを付けたまま放して遊ばせます。最初からリードをつけて引っ張りまわしたりしないこと。 |